特許製法!低温乾燥しいたけとは

特許製法!お湯戻しわずか15分の新感覚、乾しいたけ「低温乾燥椎茸」ができました!

おかげさまで令和2年1月15日、「乾燥しいたけの製造方法」として日本きのこセンターグループで特許を取得しました。
(特許第6646716号)。

低温乾燥しいたけとは

低温乾燥しいたけとは

しいたけが好む温度と自然に近い湿度で

約30時間をかけてじっくり乾燥

従来の乾しいたけは作業効率や見た目を重視し、高温短時間で乾燥させておりました。
低温乾燥しいたけは、しいたけが好む温度と自然に近い湿度で約30時間をかけてじっくり乾燥しております。このことで、一部の旨味成分は2倍となり、苦みや渋みの成分も大きく低減することが分かっています。

開発のきっかけ

開発のきっかけ

開発者の祖母が時々漏らしていた
言葉がきっかけ

本格的な収穫シーズンが過ぎた春の終わり、しいたけのホダ場には収穫しきれず木に残ったまま自然に乾燥する
「木干ししいたけ」と呼ばれるしいたけがあります。それを試しに戻してみると、お湯ですぐに戻る上、苦みや渋みが少なくなっていることに気づいたのが始まりでした。

「これだ!」と思わず叫んだ開発者。
彼にはずっと乾しいたけに携わっていながら、果たせていない大きな思いがありました。それは彼の祖母が時々漏らしていたこんな言葉がきっかけでした。
「私たちの若いころはねえ、料理といえば鰹節を削って乾しいたけと一緒に火にかけてお出汁を取っていたんだよ。あの時と比べて、今は戻りが悪くなったし香りもきついんじゃないかい?」

さっそくこのしいたけを持ち帰り祖母に食べてもらうと、一言「ああ、これだよ。懐かしい、やさしい味。」と漏らしたのです。
それから実験を重ね、3年もの年月をかけてようやく完成したのが、この低温乾燥しいたけです。

低温乾燥しいたけの特徴

低温乾燥しいたけは使い勝手や美味しさなどの面で様々な特徴が備わっています。

お湯戻しわずか15分程度!すぐに調理できます。

わずか15分で戻し完了

これまでの乾しいたけは冷水に一晩漬けて戻していましたが、低温乾燥しいたけはなんとお湯に15分程度漬ければ戻ります!

お湯戻しわずか15分程度!すぐに調理できます。
  • 沸騰直前のお湯を準備。
    (低温乾燥しいたけ重量の20倍程度)

  • 低温乾燥しいたけを入れ、15分程度放置

  • 旨味たっぷりのしいたけと、まろやかな味わいのおだしができあがり!

旨味成分が従来の物の2倍

料理に深みを与える旨味

乾しいたけは旨味成分の宝庫として知られていますが、低温乾燥しいたけはその中でも重要な「グルタミン酸」の含有量が従来品の2倍含まれています。((一財)日本きのこセンター調べ)

料理に深みを与える旨味

香りがすっきり。どんなお料理にも使えます!

和・洋・中問わず様々な料理に

低温乾燥しいたけは乾しいたけに特有の香りが抑えられています。
そのため和・洋・中問わず様々な料理にお使いいただけます。

和・洋・中問わず様々な料理に

こうして作られています。

原木しいたけの収穫
step.1

原木しいたけの収穫

低温乾燥しいたけは100%原木栽培。
ホダ場と呼ばれる山の中で手間暇かけて育てたしいたけを、生産者の皆様が一つ一つ手作業で収穫していきます。

乾燥機にしいたけを並べ乾燥させます。
step.2

乾燥機に
しいたけを並べ
乾燥させます。

この時「木干ししいたけ」に近い環境を作るため、乾燥機内の湿度を高く保つ工夫をしています。
従来のしいたけより低温で約30時間かけて、じっくりと乾燥させます。

出来上がったしいたけを天日干しします。
step.3

出来上がった
しいたけを
天日干しします。

出来上がったしいたけをお天気の良い日に数時間天日干しします。これによりさらに香り高くなり、ビタミンDなどの栄養成分も高まります。

お客様から高評価

一般のお客様231名にアンケートを行った結果、87.9%の方が、従来の乾しいたけに比べて「まろやかで旨味がある」と答えられました。
お客様から高評価

お使いいただいているお客様の声をご紹介

70代、主婦

(70代、主婦)

いつも水戻しに苦労していましたが、お湯で戻した後のしいたけが柔らかく、手早く料理に使えてよかったです。だし汁もおいしいです。感謝です。

40代、レストラン勤務

(40代、レストラン勤務)

大変おいしく、今までの乾しいたけの概念が吹き飛びました。洋風でも中華の食材としても活躍できると思います。

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